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第9章 成功の裏側

大躍進、でも……

2014年から2018年、ジャパンツアーは年2回の定期開催を続けました。
しかも毎回満席、またはほぼ満席という驚異的な成功を繰り返したのです。

「心が歌う」パワーは凄まじく、
好奇心、冒険心も刺激されて、
私は魔法にかかったようにハイな状態を維持していました。

マイサロンもあり、会社も順調、海外旅行に出かける余裕もある。
仕事を辞めた時には全く想像できなかった大躍進です。

私はそんな自分が誇らしく、充実感を味わっていました。

最初に違和感を感じたのは
咳がひどくなった2017年、夏のことです。
「自分自身でいる」
これは私がボイジャーの講座や
おそうじ風水の講座でいつも強調していることです。

ここに至ったのはジョセフがいつも
「えみぃがえみぃ自身であることが何よりも大切だよ」
といつも励ましてくれたからです。

ところが、年2回のツアーが順調に動き始めると、
私は心の声ではなく、
頭からのささやきに行動を乗っ取られてしまいました。

どういうことかというと、
決まりきったルーティーンさえ繰り返せば、
毎年成功が再現される安心感と、
安定収入を得続けたいという欲が
私を次第に蝕んでいったのです。

体も心もとても正直で、
自動化された作業を淡々と行っていても時にひどく疲労し、
またある時はとても簡単な作業さえもやる気がわかずに
「あれ、おかしいな」
と感じました。

どう考えても仕事の量が多すぎました。
もっと質を高めたいのにやることが山盛りで、
効率よく流れ作業のようにやっつけていく以外、
こなす方法が見つかりませんでした。

年があけると春のツアーの準備を開始します。
4ヶ月の準備期間を経て、5月にツアーを開催。

休むことなく6月中旬から秋の準備に取り掛かり、
10月にツアー。

11月、12月だけ少しお休みして、
年が明ければまた準備が始まる。
常に頭を使い、
自分にプレッシャーをかけ、動き続けていました。

準備期間はたくさんの人に会ってツアーの宣伝がしたい。
だからボイジャーの仕事もしっかり入れました。

ブログを書き、メルマガを書き、フェイスブックに投稿し、
人と会い、プロモーターやアシスタントと連絡を取り合い、
その上に欲張りな私はハワイ島リトリートも毎年開催し、
慌ただしい日々が当たり前になっていました。

やっつけ仕事をしてしまったあとは反省し、
質を高めようと必死になりました。

ボイジャーを引いて手書きでメッセージを添えた暑中見舞い、年賀状を
夏冬200枚ずつ出し続けました。

そうすると今度は自分のケアが十分できず、
咳がひどくなって自己嫌悪に陥ります。

「どうしたらいいのだろう」

私は途方にくれました。
次第に勢いを失う情熱にため息をつく。
そんな日々が始まりました。

毎回毎回成功を重ねていたのに、
私の心は次第に歌わなくなっていったのです。

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