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アルゼンチン

2017年12月、咳がいよいよひどくなり、病院に行きました。
いろいろ検査をした結果、
どこも悪いところはないとの診断でホッとしましたが、
結果が出るまでは生きた心地がしませんでした。

この年はアルゼンチンに行きました。
ボイジャーとおそうじ風水の講座をやってほしいと
Kちゃんから依頼があったのです。
旅の最初は観光で、
アンデスの最南端の町に氷河を見にきました。

氷河の街、カラファテで朝、ボイジャーカードを引くと
「ワールドの2、内省」が出ました。

氷河のような青いカードだったので、
「まさに!」
と2人で笑いました。

ところが、次の日の朝も同じカード。
やはり氷河を見る予定でしたので、
同じカードが出ても不思議はないのですが、
私はおや?と引っかかりました。
耳を澄ませばこんな声が聞こえてきます。
「あなたの胸の中の冷たいものは何?」
「ちゃんと見てごらん」

うわあ……

思い当たることがあった私は、
耳を塞いで逃げ出そうとしました。

でも逃げられない……覚悟を決めて、
私はモロッコ、チリ、ハワイと
感じては押し込めていた寂しさを見ました。

氷河は美しく、青く、長き歴史を知っていました。
氷河を見ながら瞑想すると、
心の奥に隠していた寂しさが後から後からあふれ出しました。

夫は感情がわからない人でした。
愛はあるのでしょうが、
私が欲しい形で伝わってこないのです。

例えば仕事をきちんとする、
というのも愛の形でしょう。

でも、私はその頃激しい咳が続き、
不安でいっぱいでした。

誰かに支えてほしい。

必死に訴えていたのに夫には届きませんでした。
それどころか車の中で平気でタバコを吸い、
激しく咳をしても消してくれず、
私のことはどうでもいいのかなと悲しい気持ちになりました。

愛が欲しくてがんばる。
そして結果を出す。

父に愛されたいと作り上げたこのパターンは、
うまくいったことがないにも関わらず、
呪いのように私の行動の型となっていました。

澄み切った青い氷河を見つめる私の目は、
いつかこの悲しい真実を見つめていました。

「断ち切りたい」
「でもどうすればいいの?」

帰国して2週間後、
私は夫に別れて欲しいと告げました。

夫は特に動揺することもなく、
「いいよ」
とあっさり。

離婚届にハンコをもらい、
2人の証人にサインをもらって、
2017年12月28日、離婚成立。

2018年6月末日にはボイジャータロットジャパンもやめてもらって、
私はプライベートも仕事も一人ぼっちになりました。

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