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リトリートと宇宙時間

2010年秋のジャパンツアーは、
春の反省を生かして多くの修正を加えました。

幸い人はすぐに集まり、私は通訳や食事の支度にも慣れ、
毎朝のボイジャーミーティングも
スムーズにできるようになりました。

ジョセフは春の山中湖で技術を教える講座をやりました。
ところが参加者の求めているものは技術ではなく、
自分を深く見つめる機会だとその時、彼は確信しました。

話し合った末、
蓼科で初めてのスピリチュアルリトリートを開催することにしました。

夫と蓼科に下見に出かけ、久しぶりに夫婦の会話も復活し、
私は上機嫌でした。

リトリートの当日は、
夫に宿との連絡やレストランの手配を頼みました。

問題が発生したのはその時です。

ジョセフはエネルギーが優先で、
時間を守るという気があまりないのです。

特に2泊3日のリトリートのようなフルコースのプログラムでは、
とにかく全力投球で、ベストを尽くすという意欲が伝わってきます。

もうすぐ夕食だよと夫がセッションルームに入ってくると、
ジョセフは不機嫌になって、
「まだ終わらない」
「何時に終わるかはわからない」
とはねつけます。

キャスリンがおろおろして、ジョセフに
「食事の時間が決まっているのよ、守らないとダメ!」
と言ってくれても、ジョセフは耳を貸しません。

まるで時間がない世界に遊ぶ子供のように
夢中でヒーリングに集中していました。

私は通訳という立場上、
ジョセフの主張をただ繰り返していましたので、
意見を言うチャンスもなく、ニュートラルでいましたが、
そのうちジョセフがエネルギーと全力で戯れる姿が面白くなり、
「これこそ宇宙時間だ、ジョセフすごい!」
とジョセフ側に立ちました。

一方、夫は宿とジョセフの板挟みになって大いに不満そう。
それを見てキャスリンはジョセフに正面からダメ出しをする。
そんな光景が繰り返されました。

宿とレストランを夫がなんとかなだめてくれたので、
ご飯にありつけないことだけは避けられましたが、
夫と私も、ジョセフとキャスリンも、
なんとなく関係性がギクシャクしてしまいました。

このような問題はありましたが、
初めてのスピリチュアル・リトリートは大成功でした。

セッションのクォリティは本当に高く、
参加者の高い意欲との相乗効果が驚きの変化を起こしました。

何と言ってもジョセフの情熱が、
参加者の才能を十分に引き出していました。

たくさんの気づき、そして感動がありました。
「ジョセフ時間はハワイアンタイム、いやいや、宇宙時間だね」
と、時間の問題にもみなさま寛大でした。

大満足のみなさまから、

「ハワイ島リトリートをやって!」

そんな声が上がりました。

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