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子供の好奇心でゼロになる

2005年はインプットの年でした。
ジョセフが秋に来日した際にはヒーリングを習いました。

テニスの時代にはマッサージが得意で、
自己流ではありますが結構自信があったので、
ヒーリングもなんとかなるさと甘く見ていました。

ところが、実際にはなかなかうまくできませんでした。
受講した時のメンバーのレベルが高すぎて、
気後れしてしまったこともあり、
2日間が無限に長く感じ、何回も逃げ出したいと思いました。

「できない、わからない。どうしたらいい?」

とジョセフに聞くと、
「頭で考えているうちはヒーリングは起こらない」
「考えるのをやめて導管になりなさい」
と繰り返される。

「じゃあどうしたら考えないでいられるの?」
と問いかけると、
「また考えてる!」
と叱られる。

まるで禅問答です。

途中からあきらめて投げ出し、
コースは虚しく終わりました。

2006年の春、
またジョセフが来るというので、
課題だった6人のセッションだけは済ませておこうと、
友人たちに声をかけ、
どうせできないだろうと、
やや投げやりな気持ちで気楽にセッションを行いました。

するとどうでしょう。
必死にやっていた時はまったく感じられなかった
体の中の感情が手に取るように伝わってくるのです。

「え??」

「体がこんなことを言ってくるんだけど、何か心当たりある?」

問いかけると友人たちは涙を流して辛かった出来事を話してくれるのです。
そして

「癒された」

「心も体も軽くなった」

と喜んでくれるのです。

ヒーリングは宇宙が起こすもの。

だからジョセフのいう通り、
なにも考えず、ただ自分自身であるだけでよかったのです。

「うわ、これ面白い!」

過去に経験した痛みが体のどこかに押し込められて眠っている。

その感情の声を通訳して追体験してもらうと、
固まっていた感情がさらさらと流れていき、
体は軽くスッキリするのです。

ジョセフがその特殊能力で起こしていることはスピードが段違いに早いのですが、
私がやっていることも原理は同じだ、と興奮しました。

子供のような好奇心で体に触れると、簡単に体の声が聞こえてくる。

無になれと言われても無理でしたが、
面白い!と夢中になっている時、
私は頭から出て、宇宙とひとつになれたのです。

面白くて面白くて、夢中でヒーリングに取り組みました。
「ああ、この体の声をお伝えすれば気づきにつながるな」
私は体の声を聞き、厳選してお伝えする体の通訳として、
新たなキャリアを歩き始めました。

セッションを重ねるうちに経験値がぐんぐん上がり、
ジョセフのヒーリング中に起こっていることの本質も見え始めました。
1、心の傷に気づいていただく
2、その痛みを感じてもらいながら癒しのお手伝いをする
3、パターンを変えるための行動一緒に考え、実行を促す

とってもシンプルな癒しのスリーステップがくっきりと見えました。

ジョセフの通訳についても
「これならいける」
「私ならではの通訳ができるようになる」
と手応えを感じました。

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